男役の行方〜正塚晴彦の全作品 愛するには短すぎる
(前略)この人が2003年4月に星組を率いるようになった時から、歌劇団はトップ男役・トップ娘役という呼び方を、主演男役・主演娘役に改めた。湖月の提案がきっかけだと伝えられている。
トップの語感には、歌舞伎の座頭に似た身分制度的雰囲気があるが、主演男役といえばキャスティングのことになるので、上下関係ではなく役割分担の印象が濃くなる。
へぇー!へぇー! 100トリビア〜!
そうなんや。主演ていう呼称、わたるさんが勧めたんですねー。
たしかに宝塚のトップというのは、単に主役を張る人を指すだけで、舞台を降りたら学年順という完全に年功序列の世界に戻るわけですから、「主演男役」「主演娘役」という呼称はその点ではふさわしい呼び名だということですね。とはいえ、私は今でもふつうに「トップ」と呼んでますけどね(→しかもこれにはほとんど座長というニュアンスは含まれていません)。
「『ベルばら』で、マリー・アントワネットのために身を引き、フランスを去る決意をしたフェルゼンを演じながら、星組は後任もつかえているし、宝塚への愛ゆえに卒業していくのも1つの道だと決断しました」(2006年2月27日付『朝日新聞』夕刊)。
ここには星組の2番手男役で2期下級生の安蘭けいへの配慮がにじみ出ている。安蘭と同期の春野寿美礼(花組)と朝海ひかる(雪組)は既に主演男役の座についていた。朝海は同年中の退団をさえ、間もなく発表することになる。
他人に対する誠実さ。温かさ。気配り。またそれ故の決断と苦悩。この性格は湖月の芸風そのものにまでなっている。
ふーん、わたるさんがそこまで気を遣われていたなんて…。つうか、そのトウコさんもついにおやめになるときが来ましたよ。
他人に対する誠実さ、気配り、これが私には時々欠落していることがあるので(^^;)、わたるさんの性格を見習って、もっとスマートに大人らしい人生を歩もうと思わずにはいられません(←今さらながら誓いのことば)。
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